【MORRIS & CO.】SIMPLY MORRIS シンプリーモリス ダストボックス ごみ箱(フルーツ)
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《 SIMPLY MORRIS 》
MORRIS&Co.の中でも象徴的なデザインを、新たなカラーパレットで再表現した「SIMPLY MORRIS」コレクション。
最大の特徴は、春を彷彿させるようなフレッシュなカラーコンビネーションです。
新しい色合いにより、モリスの特徴的な柄を組み合わせて使いやすくなりました。
基本的に豊かではありますが色調は暗いものが多いモリスのデザインを明るく新鮮な色で塗り替えることで、モリスデザインの美しさに新たな彩りを与えるコレクションです。
シンプルな形ながらも自然と調和するWilliam Morrisの世界が広がるダストボックスは国産の壁紙にプリントしたものを、職人がひとつひとつ丁寧に加工をしています。
ダストボックス以外にもポスターやドライフラワーを入れたり、インテリアとしてもお楽しみいただけます。
サイズ : 約W185×H250mm
*耐水性ではございません。水濡れにはご注意ください。
「フルーツ」
モリスが1862年にはじめてデザインした3点の壁紙の1つ。斜めにのびる枝が枠組みをつくっている。地紋と図柄の2層にデザインが整理されている。しかし、枝と枝はまだ絡んではいない。また果実や花や葉の形は、様式化されているが、不規則さも欠けてはいない。モリスは極端な写実主義と極端な規則性のどちらにも反対し、整理され、見やすいデザインを目指しながら、いきいきした自然の魅力も失わないようにした。
ふっくらとした果実の描写力といい、見やすいレイアウトといい、モリスの研究の成果や工夫が感じられるデザインとなっている。
William Morris(1834-1896) ウィリアム・モリス
英国の思想家、詩人であり近代デザイン史上に大きな影響を与えたウィリアム・モリスがロンドン郊外の裕福なブルジョア家庭に生まれたのは、今から180余年前のことでした。
幼い頃より中世のロマンスの世界に憧れ、自然に囲まれた大邸宅で過ごす中で、のびやかで牧歌的な感性が養われていきます。
やがて聖職者を志してオックスフォ-ド大学に進みますが、当時の新進社会評論家ラスキンの著書に感銘を受け、ラファエル前派の芸術家(バ-ン・ジョ-ンズ、ロセッティら)と出会い、建築・美術・文学の世界にのめり込んでいきます。
彼が新婚生活を送るために建てた「レッドハウス」は、設計から家具、壁紙、カ-ペット、タペストリ-に至るまでモリスと友人達の手によるもので、“世界で最も美しい家”と呼ばれました。これを機に仲間と共に、“芸術と仕事、そして日常生活の統合”という理念を掲げたモリス商会を設立します。
1880年代には、モリス商会と同じ理想を持つ工房やアトリエが多く生まれ、1888年に開かれた美術工芸協会の展覧会の名をとって、彼らの運動を「ア-ツ・アンド・クラフツ運動」と呼ぶようになりました。
モリスの活動の中でも、ひときわ充実しているのが自然の樹木や草花などをモチ-フにしたテキスタイルデザインです。
このモリスのデザインは一世紀以上を経た今日でも少しも新鮮さを失わず、世界中で根強いファンに愛され続けています。